これまでの記事で、とりあえず書きたかったことは一通り書くことができたように思います。ちょっとネタ切れしてきたので今回はあまり長くならないと思います。今回は、対応に少し時間がかかっている課題について書いていきます。
そろばんや計算、漢字については、大体放っておいてもそれほど大きな問題なく学習を進められる感じになっているのですが、以下の2つについては、なかなか対応に苦労しているようです。
- 字のバランスが悪い
- SAPIXの教材
字のバランスについては私自身が極めて悪筆なので、あまり強く言う気はないのですがこちらの記事にあるように、なぜこうなる?という書き方をしたりするので、その度に注意するなどしていました。バランスが悪いというのは、正方形のマスの下半分や左半分しか使わなかったり、まっすぐの線が描けなかったり、小さすぎたりなどいろいろある感じです。普段悪筆の私でも丁寧に書けばそれなりに読める字は書けると思うのですが、どうもそのようなレベルではなく何をどうすればよいかもあまりわかっていないようでした。
子供が手本を見ながら書いても、それほど改善されない状態でした。何となくですが、平面上の位置認識が上手くできていないように感じられたので、転写や点描写をさせてみようと思いました。難易度の低いものについては特に問題なかったのですが、少し複雑な問題になるといまいちな結果でした。点描写で字のバランスが良くなるかはわからないですが、平面上の位置認識が苦手の場合、空間認識はさらに苦手になることが予想されます。そして、それは将来的に大きなディスアドバンテージになると思われましたので、しばらくは転写や点描写を続けてみることにしました。今後は3Dパズルなどで一緒に遊んでみようと思います。
SAPIXの教材については、「すぐにできるようになる」という感じのものではないと思われます。小学校入学前向けのものが2種類あるのですが、どちらも同じくらいの難易度で、子供一人でやり切れるものはかなり少ないのではないかと思われます。これらについて、SAPIXの教室ではどのように教えているのかはわからないのですが、とにかくまずは問題をよく読むことが必要と思われました。
子供は一人では手に負えないことが多く、よく助けを求めてきます。そんな時に、私はまずは「問題を声に出してよく読んで」と伝えます。それでもやはりわからないということが多いです。この時、子供は問題文を読んでいるだけで、内容を頭に入れていないようです。次に、もう一度声に出して読ませます。相変わらず適当に読みますが、今回は途中途中でストップをかけ、例題と比較しながら問題文の内容を確認します。こうすることで、簡単な問題はできるようになったりします。根気がいりますが、そのうち一人でできるようになるだろうと、少し突き放しつつ、なるべく考えるように仕向けている感じです。
難しい問題については、考え方を説明するのに苦労することもよくあり、そのようなときにはパターンを一つずつ潰しこんでいくしかないと思われます。ここでもなるべく正解パターンに誘導せず、機械的に進めていくようにしています。一問一問結構頭を使わせる内容だと思われるので、本当は一度やって終わりではなく、同じ問題を何度か繰り返すのが好ましいと思うのですが、教材自体がそのようにし易い作りになっておらず(シールを貼らせたり、色を塗らせたりする感じ)、この辺りは工夫が必要なようです。
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