スクラムを家庭学習に取り込む(役割や進め方等)

今回は、少しスクラムについて書いてみようと思います。このブログで言う「スクラム」のチームには、3種類の登場人物がいます。一人目は何を優先的に学習するか決める人(ここでは「方針決定者」とします)。二人目は学習をする子供、三人目は目標を達成するために障害を取り除くなどの全体的な調整をする人(スクラムマスター)です。特に家庭学習の範囲では、「方針決定者 」と「スクラムマスター 」のニ者を一人(お父さんやお母さん)で兼任しなくてはならない場合が多いかもしれません(二人で兼任ということもあるかもしれないですが、完全に役割を分けることは難しいと思いますので、役割が違うということを意識してください)

スクラムを開始するにあたって、まずは方針決定者がチームの最終目標や途中の目標を決めます。この目標は途中で変更・追加するものなので、直近のもの以外はザックリでよいですし、先々の不明な部分については保留にしておいてよいです。また目標決めには、その時の子供の年齢や状況によっては子供にも参加させ、一緒に考えたほうが良いと思われます。

次に、その目標に向けて達成するゴールを設定します。特に、このゴールを達成したかによってその後の計画を見直すことになるので、確実に「方針決定者」が確認できるものでなければなりません。家庭学習では、ゴール設定については1週間単位で考えるのが良いと思います(例えば、1週間で九九の~の段を覚えるなど)。 特に、チームがそろって時間をとることができる週末が良いでしょう。そして大事なことですが、決める際には子供と合意しなければなりません(親子で一つのチームであることを意識してください)。スクラムマスターは、ゴールをきちんと把握し、取り組みの期間を通して子供がその目標を達成できるように阻害要因を取り除きます。また、ゴールが難しいような場合などには、方針決定者の目標を見直してもらうなども必要となります。

いよいよ、学習を開始します。学習に取り掛かる前に、チームで1週間のゴール、前日の振り返りの内容を確認します。そして、今日やることを決めます。今日やることについては子供が決めるのが望ましいですが、小さいうちは親と一緒に決めるのが良いと思います。その後、決まった時間内で学習を行います(タイムボックス)。

一日の学習がすべて終わったところで、どのくらいできたかを確認し、できなかったところを一緒に考えます。ここで一番大切なことは、目標や親の期待くらいに子供ができなかったときに子供を責めたりしない、目標を達成できたというだけで良しとしないということです。スクラムは前回より良くするにはどうすればよいかということを、チームで対話をして、仮設を立て、検証をして改善していきます。できなかった時には責めるのではなく明日はどうすればもっと良くなるかを、できた時も明日はどうすればもっと良くなるかをチームで一緒に考えるようにして下さい。できなかった時にはできるための方法を一緒に考え、できた時には最高に褒めるようにして子供が明日も頑張れるようにして下さい。

スクラムのやり方での成功には子供の心理的安全性は絶対に必要です。心理的安全性の効果については別で書こうと思いますが、子供が心理的な安全を感じられること確保できるよう(家庭での)「スクラムマスター」は行動することが必須と思われます。

ご参考

ラグビーのスクラムは下の写真のような形で、仲間同士ががっちり一体になり前に進んでいくという様子を表しています(ここでは、相手チームのスクラムのことは気にしないでください)。つまり、一つのチームが同じ目標に向かって一体で突き進むというイメージになります。

ソフトウェア開発でのスクラムについてはいろいろ書籍などありますが、視覚的に優しいウェブサイトを見つけました。あくまでソフトウェア開発をテーマにしているので専門的な内容が多いですが、用語や考え方等わかりやすいように説明されているのでご参考になると思います。
https://u-tanick.hatenablog.com/entry/2019/04/01/205911

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