これまでの主な取り組み3(年長からの生活改善 カンバン)

子供の勉強にスクラムを取り入れ様子を見たところ、かなりの効果があるということが分かったので、生活改善にも使ってみようと思いました。保育園から帰った後、寝るまでの間に夕飯や勉強など、いろいろやらなければならないことがあるのですが、スムーズには進まずテレビから離れなかったり、お風呂に入るのを嫌がったりしてなかなか親の言うことを聞いてもらえない状態でした。

そこで次にやってみようと思ったのがカンバンでした。カンバンとは、その名の通り看板でスクラムでは一枚の大きな紙やホワイトボードを使います(家ではとりあえずA4のコピー用紙を6枚つなげて作りました)。これを縦に3つに分け、左から、「やること」、「やっていること」、「おわったこと」のエリアにします。カンバンの台紙はこれで完成です。

次に、帰ってきてから寝るまでにやることを1つずつポストイットに描いていきます。例えば、『手を洗う』や『ご飯を食べる』、『歯を磨く』『お風呂に入る』、『パジャマを着る』などがあると思います。こうして、作ったポストイットを全部カンバンの「やること」のエリアに置きました。このとき、優先順位がわかるよう優先度の高いものは上に置き、低いものは下のほうに置きます。これで準備完了です。

まずは、子供と一緒にカンバンを確認しました。その日はすでにいくつかのポストイット(例えば、 『手を洗う』や『ご飯を食べる』 )は終わっていたのでそれらは「おわったこと」のエリアに移しました。そして、次のポストイットを子供と確認し、次は『歯を磨く』の順番だったのでそのポストイットを「やること」のエリアから「やっていること」のエリアに移しました。すると、それまでぐずっていた子供がパッと洗面所に移動し、歯を磨き始めました。そして驚いたことに、歯磨きを終えた後、自分で 『歯を磨く』 のポストイットを「おわったこと」のエリアに移し、次のポストイットである『お風呂に入る』を「やっていること」のエリアに移してお風呂に入り始めました。

魔法のような効果が見られたので、これは朝起きてから保育園に行くまでの間のこともやるべきと思い、そのポストイットも作って翌朝から同じように使い始めました。やはり同じように効果があり、それまで毎朝あった不幸な時間がとても改善されたと思います。(わかりやすいよう、朝用は緑に、夜用はピンクにしています)

カンバンを使い始めてから1か月以上経ちましたが、今でも嫌がらず日々ポストイットを動かしてくれています。しかし、当初ほどの積極的な感じは若干薄れてきてはいるようなので、この辺りは今後親のほうでも改善していかなくてはと思っています。

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